前回、抗アンドロゲン(抗男性ホルモン)薬の種類について、紹介しました。今回は、どういうときに抗アンドロゲン薬を使ったらいいか、私の経験をもとに書きますね。

kougantekishutuKoudansei

抗アンドロゲン薬とは?

男性ホルモンが体内で作られたり、作用するのを抑えるお薬です。本来は、前立腺がんや前立腺肥大、薄毛、女性の多毛症・ニキビなどに使われます。これらは、過剰な男性ホルモンが原因だったり、男性ホルモンによって症状が悪化するため、男性ホルモンを抑えるんですね。

MTFの場合は、女性化の妨げになる、男性ホルモンを抑える目的で使います。体内の男性ホルモンを減らすことで、服用する女性ホルモンの量を減らすことができ、効率的に女性化できます。また、男性ホルモンを減らすことで、体毛(ムダ毛)の発育を遅くすることが期待できます。女性ホルモンを始めたばかりで、血中の男性ホルモンがなかなか下がらない場合や、女性ホルモンを服用しても男性ホルモンが高いままの場合に、抗アンドロゲン薬を使います。

しかし、抗アンドロゲン薬にはさまざまな副作用があるので、長期にわたって大量に使い続けるのはよくありません。なので、血中のテストステロン(男性ホルモンの一種)を測ってみて、下がってきたら抗アンドロゲン薬の服用をやめたほうがいいかもしれません。

anitiandrogen-kizyun

 

検査は内科や泌尿器科などで自費で受けることができます。詳しくは⇒「効果的かつ安全な方法~血液検査で女性ホルモンの調整~」を見てくださいね。

睾丸摘出手術:抗男性ホルモン薬以外の方法

有名なところでは睾丸摘出手術があります。俗にいう「玉ヌキ」です。

睾丸摘出の効果として、

  • ひげや体毛が減る
  • 女性のようにきめの細かい肌になる
  • 脂肪の付き方が女性的になる
  • 筋肉が減りやすくなる

などがあげられます。一日も早く女性化したいMTFにとっては、大変魅力的ですよね。。

実際、睾丸を摘出すると女性化が一気に進むみたいです。いろいろなニューハーフさんにあってきましたが、やはり睾丸摘出しているニューハーフさんの方が女性らしい方が多かったように思います(気のせい?)。

しかし、次のようなデメリットもあります。

  • 男性ホルモンがほとんど作られなくなるために、性ホルモン(女性ホルモン)の注射をし続けなければならない
  • 生殖能力が完全になくなる。(復元不能)
  • 陰茎の萎縮が進むため、性転換手術の方法によっては施術に支障が出る
  • 身体の一部をとってしまうので、絶対に後戻りできない
  • 女性ホルモン歴が浅かったり、女性ホルモンを使っていない場合、急激なホルモンの変化によって、身体的・精神的なダメージを受ける

このようなデメリットを考慮してか、多くのジェンダークリニックでは睾丸摘出に後ろ向きです。性転換手術の時に、同時に睾丸を摘出するのがいいとのことです。

また、女性ホルモンを長い間服用している方では、すでに男性ホルモンをつくりだす能力が下がっているため、睾丸摘出手術を受けてもあまり効果を実感できないかもしれません。

睾丸摘出手術は15万円~かかってきますので、その分性転換手術(性別適合手術)が遠のいてしまいます。。

睾丸摘出のすべて 性同一性障害MTF・ニューハーフ向け睾丸摘出のQ&A

睾丸摘出に近い効果が得られるかも・・・

とはいっても、待てないよ(´・ω・`)
少しでも男性化を抑えたい! 効率的に女性化したい。。。

という方は、性転換手術までの間、あるいは、男性ホルモンが下がるまでの間、抗男性ホルモンを服用してみるといいかもしれません。睾丸摘出で得られる女性化のメリットは、男性ホルモンがさがることによってもたらされます。抗男性ホルモン薬で男性ホルモンを下げても近い効果が期待できるでしょう。

もちろん、陰茎が萎縮する可能性はあるので、将来性転換手術(性別適合手術)を反転法で受けたい方は気を付けてくださいね。。

睾丸摘出についてくわしくは次の記事をご覧ください。

睾丸摘出のすべて 性同一性障害MTF・ニューハーフ向け睾丸摘出のQ&A

 

定期的なオナ○ーをして、たまには大きくするようにしてみたりとかすると、効果があるかもしれません。。(私はやっていますww)

抗男性ホルモン薬にはいくつか種類があります。ぜひ「男性ホルモンを減らして女性化を加速―抗アンドロゲン薬の種類(mtf・ニューハーフの女性化)」を見てくださいね!

 

 , , , ,