この記事では、性同一性障害mtfやニューハーフさんに向けて、男女の身長や骨格の違いや、なぜ差が出るのかを解説します。そのうえで、どうすればパス度を上げられるのかを紹介します。

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はじめに、男性と女性の骨格がどう違うのか、簡単に説明します。男女の体の違いで、よくいわれるのが、身長と肩幅です。

男性のほうが身長が高いです。個人差があり、女性でも背の高い人や、男性でも女性並みの人もいますが、平均値で比較すると、男性のほうが背が高いです。

次に肩幅も女性と男性では違うといわれています。これは本当でしょうか。街中でぼーっと男女を見てみてください。確かに女性のほうが方が肩幅が狭いという感じがするでしょう。

しかし、よく見てみると、同じ身長なら、男女の差はそれほどないと気が付くかもしれません。それほどないといっても、確かに男性のほうが一回り大きく見えます。これは、骨格の大きさだけではなく、筋肉の付き方や、なで肩かいかり肩か、そして、力が入っているかどうかということも影響している気がします。

そのほかにも、女性のほうが骨盤が広いですし、顔の骨格も丸みを帯びていてスムーズだったりします。これらの違いは、ここでは考えないことにします。

男女の骨格の主な違い

  • 身長
  • 肩幅
  • (骨盤)
  • (顔の骨格)(頭蓋骨の形)
  • (腕・脚・指の骨の太さ)
  • [骨の長さのバランス]

身長や肩幅は変えられるの??

このことを理解するためには、骨の成長について知る必要があるでしょう。

私たちが生まれたころ、身長は大体45cm~50cmでした。生まれた段階では、男児も女児もあまり変わらないと思います。生まれてから数年間は、非常に成長が早いです。第この期間を第一次成長期といいます。

その後幼児期から小学校中学年(9歳前後)くらいまでは、男女ともゆるやかに成長します。この時期では、身長はまだまだ同じくらいか、女子のほうが高いかもしれません。これは、女子のほうが成長が早いためです。

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小学校高学年(10歳)から中学1年生(13歳)くらいになると、第二次性徴が発現します。性徴というのは、その性別に特有の特徴という意味です。男子がより男性らしく、女子がより女性らしくなることです。

具体的には、男子では精通とそれに伴う、喉仏のができたり、ひげや体毛の発育、筋肉の発達したりすることなどです。女子では、初潮(月経がはじめる)やそれに伴う、乳房の発達、脂肪が付きやすくなるることなどがあげられます。第二次性徴も、男子より女子のほうが早い年齢で起こります。

またこの時期は、成長がさかんで、身長が伸びるラストスパートといわれています(第二次成長期)。

エストロゲンは骨の成長のピークを早める

この第二次性徴が、男女の身長の違いを生む一つのカギを握っています。女性では、初潮をむかえると、卵巣で女性ホルモン、エストロゲンがたくさんつくられ、女性らしい身体に成長していきます。

ところで、エストロゲンには、骨の成熟を促すはたらきがあります。そして、女性は大量のエストロゲンによって、成熟が早く進む結果、早い段階で骨の骨端線が閉じ、成長が早い年齢で止まるのです。そのため、思春期をむかえると女性は身長の伸びがほぼ止まります。

それに対して、男性では、エストロゲンが女性に比べて少ないため、骨は緩やかに成長を続け、身長が伸び続けます。男性の身長が伸びるピークは、女性よりも後にあるのです。その結果、最終的には男性のほうが背が高くなります。

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成長が止まるともう伸びない

一度成長が止まった骨は、それ以上大きく成長しません。思春期のあとも、骨はわずかながら成長を続けますが、年に1cm未満です。そして、20歳前後になると、身長伸びは止まります。それ以後はほとんど伸びません。

肩幅も身長の変化と同じように変化し、男女の差が生まれます。また、テストステロン(男性ホルモン)の多い男性のほうが、肩回りの筋肉が発達しやすく、骨格もそれに合わせて変化しているのかもしれません。。

身長が止まった後も、肩幅などを中心とする骨格の男性化は進むといわれています。そして、25歳ごろに男性的な体が完成するらしいです。根拠はわからないのですが、よく言われている話ではあります。そのため、18歳~22歳くらいでホルモンをはじめると、25歳以降でホルモンをはじめるよりいい結果が出ることもありますが、個人差もあります。16歳ですでに“ガタイのいい人”もいますし、30歳でも細い人もいます。

また、一度成長してしまった骨を、逆戻りさせることもできません。身長を縮めることや、骨格を小さくすることは非常に難しいのです。※変化はしますが、それは劣化だけです。。例えば、骨粗鬆症など。

MtF(男性→女性)トランスセクシャルが、女性ホルモンを使うことで、体脂肪の分布が女性的になることや筋肉が減ったり、体毛が少なくなったりと、ある程度女性らしい身体に近づくことができます。しかし、女性ホルモンでも、一度男性的になってしまった骨格を変えることはできません。

では、どうすれば女性に近づけるの?

まず、身長や肩幅はあまり気にしないことです。女性でも、背の高い人はいますし、肩幅の広い人はいます。バレーボールの選手は180cm近い身長がありますし、水泳選手の肩幅は男性並みに広いですよね? でも、女性としていきています(パス度は、99.99%ですよね)。身長や肩幅が、パス度に影響するのは事実ですが、それがすべてではないのです。

変えられないことを、変えようと努力するのは、時間の無駄です。それよりも、ファッションの研究をしたり、女性らしいしぐさを学んだりしたほうがいいです。全体的な女性らしさが増えれば、気にならなくなるでしょう(私がそうでした)。

次に、顔の骨格です。これも、個人差が大きく、男性でも女性的な顔の人がいますし、その逆もあります。なので、それほど気にする必要はないと思います。顔に脂肪がついてくると、骨格がわかりにくくなります。また、ある程度は、お化粧でごまかすこともできますし、どうしても気になるのであれば、美容外科で骨を削ることもできます。

一応、骨を切ることで、肩幅を縮める手術もあるようですが、安全性や値段の高さからあまり一般的ではないようです。そのほかにも、肩甲骨の位置関係を変えることで、肩幅を狭くする(見せる)方法や整体があります。

まとめ:

一度、男性化してしまった骨格を変えることはできません。よく言われることですが、女性ホルモンは「万能の薬」ではないのです。(どうしても、あきらめられないのなら、外科的な手術や姿勢を工夫することで、ある程度カバーすることもできます。)

しかし、男女の差はそれほど大きなものではなく、むしろ個人差の問題で、女性でも肩幅の広い人や身長の高い人はいます。それ以外の「女性らしさ」を増やしていくと、だんだんとパス度もあがり、いつのまにか気にならなくなっているでしょう。

自分の力では変えられないことを変えようと努力したり、気にしないように努力するのは、時間の無駄です。気になるものは気になるままにして置き(気にならないようにする必要はありませんし、難しいでしょう)、変えられることを変える努力をしてみてください。例えば、ファッションやメイクを工夫したり、女性らしいしぐさや話し方を練習したりするといいと思います。

 

 

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