こんばんは。
今回は女性ホルモンの摂取量と、効果についてです、。
いきなりですが、質問です!!!
あなたは、
「女性ホルモンは多くとればとるほど、女性化が早くすすむ」
あるいは
「多ければ多いほど、きれいになる」
と考えていませんか?
「そう! いっぱい飲んでいる」「えっいけないの?」って思われた方、
気をつけてください。
女性ホルモンの過剰摂取は、血栓症やがんになるリスクが高まるなど副作用を強めたり、体調が悪くなるだけでなく、最悪死にいたる場合もあります。
また、この業界(ニューハーフ・トランス界)にくわしいかたは、「ホルぼけ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。女性ホルモンを取りすぎると、感情のコントロールが難しくなったり、思考や行動が一時的におかしくなったりする場合もあります。「ホルぼけ」といわれる症状は、女性ホルモンの添付文書に副作用として書いてあるわけではありませんが、この業界ではよく知られています。
「ホルぼけ」は一時的なものですので、ホルモンの量を減らしたり、服用をやめれば治ります。しかし、継続的に女性ホルモンを過剰服用した場合、回復不能になる可能性もある課も知れません。女性ホルモンの過剰摂取は、本当に危険なのです。
過剰摂取をおすすめしない、もうひとつの理由は、単純にムダだからです。女性ホルモンはたくさんとっても、作用する量は決まっているため、多くとりすぎた分は、体外に排出されてしまいます。いくら高額なお金を費やしてホルモンを入手しても、みんなおしっことして出て行ってしまいます。文字通りお金をドブに捨てるようなものですよね…。
では、少なければよいかというと、そうではありません。少なすぎると今度は、十分に効果が発揮されず、男性化を抑える効果が下がります。多すぎても、少なすぎてもだめなんですね。どのくらいの量が必要かは、体調やその人の状態によって変わってきます。ホルモン療法開始直後は、血中の男性ホルモンが高いため、大目に使うかもしれませんし、睾丸を摘出した後は少なくても大丈夫です。
量を調整するときは、急に増やしたり減らしたりすることはせず、様子を見ながら、体を慣らしていくつもりで少しずつ量を変えていったほうがいいです。
はっきりいって、プレマリン1.25錠 3錠/1日でも多いかもしれません。。
あなたにあった量を見つける方法は、以前の記事「効果的かつ安全な方法~血液検査で女性ホルモンの調整~」に書いてありますので、ご覧ください。。。⇒ https://joseika.jp/archives/108
副作用, 女性ホルモン